2006年10月30日月曜日

明るさを変えられるようにすること

2006/10/30…なんでもない日常を楽しくする建築9
明るさを変えられるようにすること

なんでもない日常を楽しくするために建築ができること。

それは照明の明るさを変えられるようにすること。

みなさんは普段、照明をどの程度の明るさでつけていますか?
テレビを見るときはそれほど明るくなくてもいいですし、
また、就寝前の数時間前は部屋の明かりを抑えた方が
寝つきがよいそうです。

しかしながら新聞を読むとき、
食事をするときには明るくしないといけない…
ということでこうこうと明るい照明をつけている方は
少なくないと思います。

照明の明るさを変えられるようにすれば、問題は解決します。最
も簡単なのは壁際と真ん中の2ヶ所に照明を設けることです。本
を読むときは全部点灯して、そうでないときは壁際だけ
点灯させる。これならばコントローラーを使ったり、電球を
白熱灯にする必要はありません。スイッチの入り切りだけで明る
さとインテリアのムードをコントロールできます。

2006年10月16日月曜日

天井を低くする

2006/10/16…なんでもない日常を楽しくする建築7
天井を低くする

なんでもない日常を楽しくするために建築ができること。

天井の低い部屋をつくること。

えっ?逆じゃないの?
と思われるかもしれませんが、うまくデザインしてやれば
これがとても居心地のいい空間になるのです。

小さいころ押し入れに入って遊んだことはありませんか。
コタツにもぐりこんでふさげたことはありませんか。

天井の低い空間はわたしたちのこころの奥にあるワクワク感を
引き出してくれるとともに、ふとんに包まれるような安心感を
与えてくるのです。

通常部屋の天井高は230~250㎝ですが、
これを200~220㎝に設定する。
例えば、トイレ、お風呂、洗面室。寝るだけなら寝室も
グッと低い方が安心感があるだろうし、リビングも
一部天井が低い場所をつくると空間に落ち着きと変化が
生まれます。

天井が高い=気持ちいい空間
という先入観を一度忘れて“天井が低い”ことの気持ちよさも
検討されてはいかがでしょうか。

二つ向こうが見通せること

2006/10/16…なんでもない日常を楽しくする建築8
二つ向こうが見通せること

なんでもない日常を楽しくするために建築ができること。

それは二つ向こうが見通せるようにすること。

例えば昔の日本家屋はふすまを開け放てば数部屋先が
見通せるようになっていました。同じ広さの家でも
部屋で小さく区切られているより、続き間になっているほうが
格段に広く感じるはずです。

家族間のプライバシーや場合によっては構造上の制約などで、
かつてのように家全体を続き間にすることは難しいですが、
せめて隣の部屋とその隣の部屋まで見通せるようにすることは
それほど難しくはありません。

二つ向こうまで見通せること。
そんなことを意識して間取りを考えてみてはいかがでしょうか。

2006年10月10日火曜日

たたずめる場所をたくさんつくる

2006/10/10…なんでもない日常を楽しくする建築6
たたずめる場所をたくさんつくる

なんでもない日常を楽しくするために建築ができること。

たたずめる場所をたくさんつくること

みなさんはおうちのどの場所でたたずみますか?
リビング?ベッド?それともキッチン?

わたしたちはそれ以外にもすわってたたずめる場所を
たくさんつくるようにしています。わたしの自邸では
あえて段差をたくさんつくり、その場所に当てています。
日の射し方、風の通り方、なにを眺めるかにあわせて
あっちに座ったりこっちに座ったりしています。

なんとわなしにボーっとすることも日常の楽しみの一つでしょう。
そんな場所がたくさんあれば住まいはリラックスに包まれた
空間となるでしょう。

2006年10月2日月曜日

自然に顔が向き合う場 その2

2006/10/02…なんでもない日常を楽しくする建築5
自然に顔が向き合う場 その2

なんでもない日常を楽しくするために建築ができること。

自然とみんなと顔が向き合う場所をつくること

しかし時には気まずい人やとっつきにくい人と向かえ合わせにな
るときもありますよね。そのときのために建築ができること。
それは適度に距離をとってやること。

Common Cafeのために設計した『Common Cafeテーブル
Large type』はそんなことを考えてつくったテーブルです。

相席で向かえ合わせに座っても気にならないけど、コミュニケー
ションをとろうと思えば声がかけやすい距離。そんなことを意識し
て大きさを決めています。そのおかげで知らない同志が出会う席
になっているようです。

テーブル一つそんな風に気を使ってデザインしてやることで、
思いがけない偶然の出会いと、新しい出来事を喚起することがで
きるのです。