2007/3/26…住宅がまちをつくる その5
マナーの悪い登山客が山にゴミを捨てていくという
ニュースをよく目にします。きれいな自然を満喫するために
山に登るはずなのに、なぜそのきれいな環境を汚すようなこと
をするのか? …誰しも頭を傾げてしまいますが、
ここでその思いを頭にとどめたまま自分の住んでいるまちに
目を転じてみましょう。
ゴミを捨てるとまで行かなくても駐車場を作るために
庭や生垣をつぶしたり、景観の調和を無視して
奇抜なデザインの家を建てたりしている例を
見かけないでしょうか。
○○町は雰囲気がいいので住みたい、
逆に環境がよくないので△△町には住みたくない、
そういった価値判断は引越先を考えるとき
かなり優先的な位置を占めるはずです。
つまりその家の不動産的価値は町の環境にも
大きく左右されるというわけです。まちを形作る
住宅ひとつひとつが環境を意識することが
重要なのです。それは自分たちの心がけでまちの価値、
ひいては自分の家の価値を引き上げることにつながります。
住生活を考える上でまちの環境が大切だと
ようやく国も気がついてくれたようです。しかし
まちを形作るのは一軒一軒の家であり、それを育むのは
住民一人一人であることに変わりありません。
これからはわたしたち建築家も建て主さんたちもその点、
意識しながらの住まいづくりが求められるでしょう。
2007年3月26日月曜日
2007年3月19日月曜日
住宅がまちをつくる その4
2007/3/19…住宅がまちをつくる その4
昨年、「住生活基本法」という法律が制定されたのはご存知でしょうか。
これは国の住宅政策をいままでの"とにかくたくさん住宅を建てる"という流れから"良好な住環境を育む"への方針転換のため制定された法律です。
その中のひとつに「地域における居住環境の維持および向上」という条文があります。ちょっと長くなりますが引用しましょう。
「国および地方公共団体は、良好な居住環境の形成が図られるよう、(中略) 住宅市街地における良好な景観の形成の促進その他地域における居住環境の維持及び向上のために必要な施策を講ずるものとする」
とあります。
この法律、当初は「住宅基本法」として検討が進められてきたそうです。それが「住生活基本法」に変わった経緯の中には住宅そのものよりそこでの生活が大切だという思い、そして良好な生活のためにはまち全体が良好でなければならないという思いがあったのでしょう。
では、この法律を受けてわたしたち建築家そして建て主のみなさんははどうしたらよいのでしょう。
昨年、「住生活基本法」という法律が制定されたのはご存知でしょうか。
これは国の住宅政策をいままでの"とにかくたくさん住宅を建てる"という流れから"良好な住環境を育む"への方針転換のため制定された法律です。
その中のひとつに「地域における居住環境の維持および向上」という条文があります。ちょっと長くなりますが引用しましょう。
「国および地方公共団体は、良好な居住環境の形成が図られるよう、(中略) 住宅市街地における良好な景観の形成の促進その他地域における居住環境の維持及び向上のために必要な施策を講ずるものとする」
とあります。
この法律、当初は「住宅基本法」として検討が進められてきたそうです。それが「住生活基本法」に変わった経緯の中には住宅そのものよりそこでの生活が大切だという思い、そして良好な生活のためにはまち全体が良好でなければならないという思いがあったのでしょう。
では、この法律を受けてわたしたち建築家そして建て主のみなさんははどうしたらよいのでしょう。
2007年3月5日月曜日
住宅がまちをつくる その3
2007/3/5…住宅がまちをつくる その3
先週は住宅が景観でまちに貢献しようとしているケースを
お話しましたが、今週は災害からの復興に貢献した例を
紹介しましょう。。
2000年に地震に襲われた(震度6強)鳥取県では
個人の住宅の再建のために最高300万円を補助したそうです。
公共性の高い建物、構築物だけでなく一個人の住宅に
融資ではなく補助を出すというのは異例なことですが
県の英断のおかげで住民の多くは家を建て直して
地元に残りまちの再建につくしたそうです。
この話からは道路や公共建築と同じくらい住宅が
まちに貢献しているということがわかります。住宅は
ちっぽけであっても、まちを動かす力を持っているのです。
先週は住宅が景観でまちに貢献しようとしているケースを
お話しましたが、今週は災害からの復興に貢献した例を
紹介しましょう。。
2000年に地震に襲われた(震度6強)鳥取県では
個人の住宅の再建のために最高300万円を補助したそうです。
公共性の高い建物、構築物だけでなく一個人の住宅に
融資ではなく補助を出すというのは異例なことですが
県の英断のおかげで住民の多くは家を建て直して
地元に残りまちの再建につくしたそうです。
この話からは道路や公共建築と同じくらい住宅が
まちに貢献しているということがわかります。住宅は
ちっぽけであっても、まちを動かす力を持っているのです。
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