2009年4月29日水曜日

【大阪の景観】大阪「かくれたええとこ」再発見コンクールに入選しました


写真のコンクール
大阪「かくれたええとこ」再発見コンクールに入選しました。

大阪市内の団地、市街地住宅西谷町アパートを
谷町9丁目交差点から撮影した写真を応募しました。
“隠れた”ええとこというからにはベストな選択と思って応募したわけですが、
これが審査委員長である橋爪先生のハートを直撃。

先日表彰式があり、式後あいさつにうかがうと先生曰く
「もう、これしかないと思った」
とのこと。



他の応募作は戦前の風景のものが多かったらしいのですが、
これからは団地や高速道路など戦後つくられた景観について
評価される、いや評価されなければならない時代になるでしょう。

重要文化財の指定には築後50年という決まりがありますが、
高度成長期時に建てられた建築はそろそろこの時期にさしかかります。
その文脈に西谷町アパートはぴったりだったわけです。

さらに先生は「市街地住宅の本作らないの?出版社紹介しようか?
でもそのときは僕もかませてね」と大盛り上がり。
橋爪先生ならきっとヒットするだろうと思って応募したけど
ここまでど真ん中に突き刺さるとは。


ちょうどその日は、友人のお誕生日だったので
賞金で幸せのおすそ分けしてきました。

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2009年4月28日火曜日

【おすすめするには怪しい】脅威のローコストカー、インド タタ社 ナノ



友人のプロダクトデザイナー、ソノヤマさんと北條さん、pd DESIGN橋本さんとで
デザインについて語り合うポッドキャスト番組デメキン デザインニュース
更新しました。

デメキン No.0043



前回に引き続き車の話題。
激安?!で話題になったインドのタタ製のナノ

その安さは技術の賜物なのか?
赤字覚悟の話題づくりなのか?

その謎にデザイナー4人が挑みます。

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2009年4月27日月曜日

【月曜コラム】 建築で「日常の面白さを見つけること、伝えること、活かすこと」 =ポテクリ その3

先週の続き

S町はどこまでもまっ平らに田んぼが広がるまちでした。
そしてこんもりした森が島のようにポツンポツンと
田んぼの“海”に点在していました。
これがS町独特の景観、日本の田園地帯の風景。

「この風景を保ちながら住宅地開発ができないか」
をテーマに方法を模索しました。

景観条例や指針をつくって開発の広さや場所を制限する…
というのが一般的にとられる方法でしょうが、
仮に制限したとしても狡猾に規制を交わすところも
出てくるでしょうし、現実的ではない。
そしてS町が気に入らなかった案は
まさにこれでした。みんなが守ればいいけど、
誰かが守らなくなるととたんに破綻する。

ここでもう一度、S町の風景を思い返してみました。
島のような森は木だけが茂っていることはほとんどなく
木々のなかにはかならず神社や農家が建っていました。
「鎮守の森」と「屋敷森」が海上のような独特の風景をつくっている。
ならば新たに開発した土地は
必ず高木で囲うように指導するか義務付ける
というのはどうだろうと考えました。

これならばどんな開発をしてもただ森が増えていくだけで、もとの風景は変わらない。
そして遠い将来は田より森が多くなり、緑豊かな住宅地へと成長していく。

住宅地の開発が進めば進むほど木々が増えていく…その矛盾が面白い。
この発想はS町の景観から拾い上げたポテンシャルによって
生まれました。これが吉永建築デザインスタジオの考える
ポテンシャルをクリエートすること=ポテクリなのです。

次週に続く




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2009年4月26日日曜日

2009年4月25日土曜日

【地域貢献】のボランティアに参加しない理由

とあるまちづくりの集まりに参加してきました。

今年度の活動について精力的にあたらしいお話は出てきていましたが
一方で、むむむという感じもあるのです。
この手のまちづくり系の集まりにありがちなウェット感といいましょうか。

それは
・どんなにしんどいことでも完全にボランティアだけで解決しようとする

そしてそれでも参加しようとする人にの中には

・社会に貢献しようとするというよりも
自分の居場所を確保することが目的な人も何人かいて

「みんなで無理なく楽しくやろうという気持ちが欠けてる」感じがする。
というところに起因しているようです

そうするとお金と時間に余裕のあるので多少無理がきく年配の方か、
周りが見えず協調性のない人ばかりが集まってくる。
これでは新たに外からは入りづらくなるかもしれません…

かれらはなぜ若い人が参加しないのだろうと嘆いているけど
若い人が参加しない雰囲気を作っているのは
嘆いている人自身だったりするのですよ。

多分そこに危機感を感じで私に声をかけてきたのでしょう。


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2009年4月24日金曜日

【ECHOTOUR】ECHOTOURの打ち上げ/来年も開催!?

先日、ECHOTOURの打ち上げがANEWAL GALLERYで開催されました。



ECHOTOURスタッフ、参加アーティスト
そして京都府庁サイドの担当者の総勢40人の大宴会。
イベント中はもちろん、イベント前後も忙しくて
意外とお互いゆっくりしゃべったことがなかったので、
とても貴重な機会でした。



府庁担当者に“来年もやらないのですか?”たずねると、
今回失敗した点をいくつ上げてその改善方法など話してくれました・・・
ということは、来年もやるつもりかな!



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2009年4月23日木曜日

【近代化遺産】ポテクリ、軍艦島パラドックスへの挑戦


「日本の高度成長を支えた炭鉱の島。当時の暮らしぶりを思い起こすとともに、建物の風化の過程を見てほしい」(軍艦島、一般公開始まる=炭鉱閉山、35年ぶり-風化の歴史、観光に・長崎市:時事通信社記事より)
ということで、ある筋には聖域と憧れの地であった軍艦島が
ついに観光での上陸が可となりました。

「炭鉱」「昭和レトロ」「廃墟」・・・見事に三つのツボをついてますね。
来島者年間二万人を見込んでいるのだとか。


さて、20年前に当時の所有者から許可をいただいて上陸したことがあります。
“絶対一人で歩かないこと”と念を押されての上陸でしたが、
実際歩いてみると確かに一人で歩くのは危ない。

「安全に見学できるようにしてほしい、
でもきれいに整備してしまうと面白みがなくなる」
・・・という悩み(軍艦島パラドックスと私は呼んでいます)
は軍艦島に限らず、古い建物を観光地として
整備するときには必ず出てくる問題です。

安全圏を遊歩道でめぐるという解決策に不満もでているようですが、
うかつに歩き回ったらマジに命が危ないです。
真新しくて景観になじまないと評判の悪い亜遊歩道も
30年もたてば適度に朽ちて以前からそこにあったように
見えるのではと思います。

その点、銅の精錬所跡で有名な犬島は煙突など
一部構造物をあらたに施設として改修しつつ
倒壊の危険のある箇所も見学者に十分周知の上で
あえて残すという方法をとって、うまくいっているようですね。

和歌山の友ヶ島でも砲台跡を観光地化できないかという話があって
プロジェクトチームとして参加したことがありますが、
安全性を満たしながら時間を経てこその“枯れた”魅力も維持するのは
高度な問題で、チャレンジ精神がくすぐられますね。
ぜひ、手がけてみたいジャンルです。

そのようなお話があればぜひ吉永建築デザインスタジオまで!

20年前、軍艦島に上陸したときの写真です↓


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2009年4月22日水曜日

【チャンスを逃さない方法】英文メール=SPAMとはかぎらない

帰宅後メールチェックをすると外国からの英文メールが。
「外国からメールなんて来るわけないからそれって大抵スパムだよね。
でもそう思い込んで
実は大切なメールを“ゴミ箱”送りにしちゃったら泣いちゃうよね。」
なんて笑い話はよく聞きますが・・・危うく笑いの種になるところでした。
念のため開けてみたら
デンマークの建築専門誌からインタビュー依頼のメールでした。
うっかりヨーロッパデビューを逃すところでした(汗)
来月、記者さんが来日するそうです。さてさてこれは楽しみですよ。

チャンスを逃さないようにメールチェックは丁寧に漏れなく!

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2009年4月21日火曜日

【建物の保存手法】建物の保存活用はオルタナティブな方法に渇望している

千里ニュータウンにNPO「千里住まいの学校」をたずねてきました。

NPO「千里住まいの学校」は千里ニュータウンの住民が、
安心して、楽しく住み続けられるよう、活動しているNPO。
吹田市を通じてわたしに会いたいとの連絡があったので訪問した次第です。

ダンパクをはじめプロジェクトD
いままでのウェットな団地再生手法とは違う
カラッとしたアプローチで団地の再評価活動をしているところに
興味をもっていただいたようです。

京町家のリサーチプロジェクト「キョート*ダンメンロシュツ」に対する
京町家の再活用活動をしている方々の態度も同様です。

間違いなく
多くの建物の保存活用運動はブレイクスルーとなる
オルタナティブな方法の登場を待っている
といえるでしょう。

そして、私がすすめているポテクリ活動は
きっとそのヒントになることでしょう。



その後、吹田市役所へ移動。
文化のまちづくり室で千里山団地でのイベントのお互いの経過報告。
まち賑わい創造室でのまち歩きMAPの打ち合わせ。
吹田三昧の一日でした。

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2009年4月20日月曜日

【月曜コラム】 建築で「日常の面白さを見つけること、伝えること、活かすこと」 =ポテクリ その2

先週の続き

まずは、私が独立前に勤めていたときに
担当した仕事についてお話しましょう。


ある住宅地の提案のお仕事でした。依頼主であるS町は
別のコンサルタントにも提案を依頼していたのですが
その案をとても気に入らなかったらしく、
私が勤めていた事務所に別案の提案を依頼をしてきました。

コンサルタントの案は
もとからある小川を改修して両側に遊歩道を設け、
それに沿って商店街や住宅地が町並みを形成しながら
並ぶという内容でした。

提案書を見る限りでは悪い案ではなかったのですが
現地を視察して愕然となりました。

“小川は“川”というより排水溝。

まわりではすでに住宅地の乱開発が始まっており

とても“町並み”を形成できる状況ではない。

つまりコンサルタントの案は
その土地がどういう状況であるか
を全く無視し(もしかしたら一度も見ていない?)

どういう可能性があるか、何を活かしていけばよいか?
などとても重要なところを考えていなかったのです。


多分どこかで提案した案を判を押したように
焼きなおしてS町に提出したのでしょう。
同業として恥ずかしい限りです。世の中の
コンサルタントってこんなものなのかと
あきれたことを覚えています。

では、この町でできることは何なのか?

S町のほとんどは田んぼで京都のように
よりどころにできる建物や町並みはない。
そしてその田んぼを虫食いのように
てんでばらばらにミニ開発が進む。

これはいままでにない発想の開発手法が必要であると考え、
一見何もよりどころが内容に見えるS町を
“本当に何もないのか?”と疑うように
観察を進めていきました。すると・・・

次週に続く

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2009年4月17日金曜日

【おすすめ】「甲子園歴史と文化を守り育てる会」

旧甲子園ホテル甲子園会館へ
甲子園の歴史と文化を守り育てる会」シンポジウムに参加してきました。



現在“甲子園”といえば甲子園球場を思い浮かべてしまいますが
その汗臭い印象とはまったく対照的に
そもそもの甲子園は風光明媚な景観を楽しむ高級リゾート地でした。
そして甲子園ホテルは「東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル」と呼ばれ
海外からの来賓も訪れる国際リゾートホテルでした。

トークゲストの武庫川女子大准教授三宅氏から
甲子園ホテルのトリビアが数々と語られましたが、
最も印象的だったのは
「すばらしい都市には必ずその中心となるホテルが必要である」という言葉。
ホテルというと外からの人が一時泊まるものと思いがちですが
日常的に地域の中心として必要だという考え方はおもしろい。
たしかに地方のホテルでは地元の人も気軽に参加できる
プログラムを増やしていますね。



他にも「六甲おろし」の秘密話あり
バロック音楽&ダンスあり盛りだくさんの会でした。



年に数回イベントを開催しているようですので
特に阪神間にお住まいの方、参加されてはいかがでしょう。
地元に住む人自身が地域のことを知ることはとても重要ですよ。

甲子園の歴史と文化を守り育てる会


参考)トークショーの様子



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2009年4月16日木曜日

【車のデザイン】光岡自動車のデザイン戦略



友人のプロダクトデザイナー、ソノヤマさんと北條さん、pd DESIGN橋本さんとで
デザインについて語り合うポッドキャスト番組デメキン デザインニュース
更新しました。

デメキン No.0042



前回に引き続き車の話題。

チンクエチェント、ミニローバー、ビートルなど
往年の小型車がリメイクされて発売され、根強い人気を誇っています。
その成功のわけを光岡自動車の思想から解き明かします。

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