2012年2月20日月曜日

ほぼ日刊イトイ新聞 - 21世紀の「仕事!」論
『団地を愛する不動産屋』を読んで思うこと

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
ほぼ日刊イトイ新聞 - 21世紀の「仕事!」論にて
「団地を愛する不動産屋」として東京R不動産の千葉敬介が
団地のよさについて語ってくれていました。

東京R不動産の中の人が団地いいよねって言ってくれてうれしいですね
(もっと早くそのよさに気づいてたのは僕なんだけどはさておき(笑))。

ところで記事の中で気になった箇所がありました。
それは以下のやり取り

‥‥「団地」がお好き、なんでしょうか?
千葉 ええ、好きですよ。
── それはつまり、どのへんが?
千葉 団地マニアと呼ばれるみなさんとは
ちょっと、方向性が違うと思うんですが‥‥。
── ええ。
千葉 団地というのは
時代のエネルギーが凝縮したもの
なんです。
── おお! ‥‥予想だにしなかったお答え。
千葉 ぼくは、もともと「建築オタク」出身の
不動産屋なので(笑)、
あくまで建築的な観点というか
お客さまにご紹介する「住居としての団地」に
興味があるんです。

だから、「感傷にひたる対象としての団地」が
好きだというわけでは、必ずしもなくて。
── あくまで「仕事」目線であると。
千葉 郷愁を誘うような団地も嫌いではないんですが、
少なくとも
「お客さまにおすすめできる物件」でなければ。


どうも団地マニアは外からの目線で感傷にひたるだけで
団地に住んでないとまだ世間には思われてるのかなぁと
このやり取りを読んで思ったわけです。
鉄道マニアもホームで写真撮ってるからといって
普段電車乗らないわけじゃないですからね。

僕の周りのマニアは9割超団地に住んでいます。
なかには分譲団地を衝動買いした人もいるし
知り合いに住まいとしての団地の魅力や
団地住まいのライフハックを布教して
100人近く団地に入居させたマニアもいる。

僕は2007年にすばらしい団地マニア
(敬意をこめて僕らは団地愛好家と呼んでいますが)たちと
団地バーで出会って以来、彼らと共同で
メディアやイベントにて住まいとしての団地のよさを伝えてきました。

僕も千葉氏同様「建築オタク」なわけですが
業界外の人だからこそ気が付く団地のよさを
団地マニアから教えてもらいました。
“実際暮らしてみて感じた住環境の素晴らしさ”も含めてです。
このことには本当に感謝しています。だから
“彼らとは違う”というニュアンスで書かれるのは
とても残念なのです。実際、千葉氏がそう語ったのか
ほほ日のライターがそう書いたのかはわかりませんが。

まだまだ僕たちの活動だけでは
世の中に伝わりきれていないのかな、という反省と
ひとまず東京R不動産とほぼ日というメディアに
団地いいよってことが発信されたことを喜びつつ
次の団地啓蒙活動にとりかかる団地家吉永なのでした。

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2012年2月18日土曜日

龍馬だけじゃない高知旅行5日目:
牧野植物園、藁工ミュージアム

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。

高知滞在最終日。
氷が張るほど寒い朝でした。


牧野植物園に行ってきました。


子供向けのユニークな展示を楽しみ、



牧野富太郎の生涯に感動。


温室では面白い花が咲いていました。




館内のレストランでランチ。
野菜づくしで旨い。おすすめ。



次に藁工ミュージアムに行ってきました。



元藁倉庫をリノベーションした美術館です。


藁工ミュージアムは最近できたゾーンですが
道を挟んで反対側は数年前からオープンしています。
この日は多くの店がお休みで残念。


個人的にはこちらの方がワイルドで好きです。



さて、ゆるゆると続けてきました高知旅行記は今回でおしまいです。
龍馬以外にも見所あるでしょ。

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2012年2月15日水曜日

『1.17/3.11 明日への建築展』

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
今日は震災について考える建築の展覧会を一つご紹介。


『1.17/3.11 明日への建築展明日への建築展』



東日本大震災にて被災した
14の地域を再現した復元模型が展示されるとのこと。
この模型は東京で開催され展覧会『311 失われた街 展』
においても出品され大変話題となりました。

その他、関西・西日本を拠点としている建築家32名による作品展示、
毎日新聞が阪神・淡路大震災の翌日からはじめた
「希望新聞」の震災後数週間の同新聞の展示、
阪神・淡路大震災以後の16年間にデザインやアート、そして建築などの
クリエイティブな取り組みの歴史の展示が行われます。

仮設住宅の計画や現地の復興だけでなく
他にも自分たちにもできることがあるはずだ、
あるいはやらなければならないことがあるはずだという
建築家たちの思いが形になった展覧会と言えるでしょう。

会期は来月12日まで、
会場は梅田駅、大阪駅のすぐ近くです。
平日も19時まで開いておりますので
ぜひご覧になってください。

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1.17/3.11 明日への建築展
会 場:ASJ UMEDA CELL
大阪市北区角田町8-1 梅田阪急ビルオフィスタワー24F
会 期:2012年2月18日(土)~3月12日(月)
時 間:11:00 - 19:00/入場無料/会期中無休
*3月3日(土)、3月11日(日)に記念シンポジウムを開催

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2012年2月11日土曜日

11ヶ月目の福島

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
私用で福島に行ってきました。


ホテルから下を眺めると地方にありがちな
空き地の多い風景が広がっていましたが
震災被害で解体を余儀なくされた建物も多くあるよう。
地元紙に目を通すと関西には伝わっていない
被害を知ることができました。


用事を済ませた後、津波の被害にあったと思われる地帯に
車を走らせて行きました。カーラジオからはまるで天気予報のように
何気なく各地の放射線量が伝えられる。


以前の様子を知らないので
一見原っぱが広がっているように見えたのですが
足元に残された基礎を見てここは津波で
町が根こそぎ流されたのだということがわかりました。
建物だけでなく人も、と思うと…。



学校のプールには瓦礫が積まれたままの状態。
復興作業はまだまだ進んでいないなと痛感。


小名浜港は港としては通常通り機能しているようでしたが
上屋が流されたらしき跡があったり、
残った市場らしき建物も立ち入り禁止として使われていなかったりと
建物の方は爪あとがそのままという印象です。



そんななかアクアマリンふくしまは元気に開館してました。


震災の影響で9割近い魚が死んだと聞いていましたが、
初めて訪れた僕の目からすると水族館として十分楽しめるレベルまで
復活しているように見えました。



参加したバックヤードツアーでは
案内のボランティアさんからは震災時とそれ以後の苦労話も
うかがうことができました。



水族館のように人が集まる場所は復興も進んでいるようですが
町が流されてしまった地区はまだまだ進まないようです。

そして今日で震災から11ヶ月…

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2012年2月10日金曜日

龍馬だけじゃない高知旅行4日目:
安芸市ソラソラビル10年検査

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。

昨年末の高知旅行の続きです。
随分間が空いてすいません。

*
海癒で目覚めると外は雪景色。
高知でホワイトクリスマスを迎えるとは想定外。


高知市に戻り駅から後免奈半利線に乗り換え


海岸線を沿って一気に安芸市へ。



安芸市で手がけたカフェ+ギャラリー+マンション
ソラソラビル』の10年点検に行ってきました。

まずはカフェ+ギャラリーの『a new moon


カフェ部分



ギャラリー部分


竣工時はがらんとしたスペースも
10年経つ間にさまざまなものが入り込んで実に
いい味を醸し出していました。


施工を担当した晃立の当時の担当者に来てもらって
10年間で出てきた不具合項目をチェック。


それぞれ対策を練ります。


次にマンションの検査へ。
ちょうど一戸空き部屋になっていた3DKの部屋をチェック。


いままでお住まいだった方が丁寧にお住まいだったようで
竣工当時のままのきれいな状態でした。うれしい!


この空き部屋、入居者募集中です。
高知東部でお住まいをお探しの方、いかがでしょう。


その後、高知市内に戻り親戚一同と会席。


土佐の幸の数々を堪能してきました。


つづく

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2012年2月8日水曜日

大阪のテラスハウス団地リノベーション:
竣工そして引渡し!

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。

大阪のテラスハウス団地リノベーション、
2月4日に竣工、クライアントさんに引渡しとなりました。
引渡しのギリギリまで清掃してくれた橋本工務店に感謝です。

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2012年2月6日月曜日

大阪のテラスハウス団地リノベーション:
LED照明

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
家具の最終確認を兼ねて照明のチェックに行ってきました。
ダウンライトはLED照明を採用しました。
白熱灯色を使いましたがいい発色です。
写真では白っぽくなっていますが、
蛍光灯より白熱灯に近い自然な色の印象です。



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2012年2月4日土曜日

『出張!間取り図&おもろ不動産ナイト @大阪』で思ったこと

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
先月22日に『出張!間取り図&おもろ不動産ナイト @大阪』に
ゲスト出演してきました。
お越しいただいたみなさまありがとうございました。
お楽しみいただけたでしょうか。


今回は私がキョート*ダンメンロシュツの話をし、
大山さんが団地やジャンクション、
そして森岡さんが面白い間取り図についてお話をしました。


イベント後の打ち上げで“間取り図ってなんなんだろうね?”的な
話をしていて思いついたことがある。

間取り図ナイトで話題にしているのは「間取りの手帖」や「ヘンな間取り」で
取り上げられるような
入る扉がない部屋があったり、リビングの中に便器があったり
といったこれちょっと住めないよありえないよといった間取り。
これらの多くは図面の書き間違えでできたものだけど、
それがそのままネットの不動産広告に出ていたりする。

もう一つは会場の参加者に自分の家を書いてもらった間取り図
(今回は別の回で書いてもらったもの)。
いわゆる間取りの絵のほかにテレビなど家電や生活用具が
書き込まれていたり、この場所で何をしているとか
お隣がどんな人だとか、ここにゴキブリの死骸があるなど
およそ不動産屋の間取り図には出てこないであろう
“動産”情報が書き込まれていました。

先に書いた不動産屋のヘンな間取りがなぜできるかというと
この間取り図を書いているのはおそらく不動産屋さんではなく
アルバイトで、その中の門外漢の人たちが間違ってしまっていると
推察できる。となると間違った間取りが世に出るということは
不動産屋がチェックを怠っているということだけど、
それだけではないのではと僕は思っています。

実は業者も気がついているけど、
“まぁ、扉が一個抜けてるけど部屋数と大きさ合ってるから
いいじゃないこれで出しとけば”ということではないかと。
不動産屋さんとしてはどういう生活がここで行われるかよりも
部屋の数と広さそして設備がキチンと書かれている事が
借主にとっては大事でその他は多少(?)間違っていてもいいと
思っているんじゃないかと思っています。

これは“動産”情報をびっしり書き込むような借主と全く逆。
不動産屋と借主の間で間取りに必要な情報が食い違っているということ
あらわしているようです。

人口減少が進み増え行く空き家が課題となっている現在、
このギャップを埋めるような間取り図を作成することは
不動産屋にとって顧客獲得のアドバンテージになるのではと
思っているですがいかがでしょう。

例えば「ペット可」と書くだけじゃなく
ペットが好きそうなスペースはここ!と書いてあるとか。
これは借主にとってもとても助かる情報です。

自分が不動産を扱うならこういう“動産”情報も大切にしたい。
そう思った間取り図ナイトでした。

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