Kyoto Monochrome Renovationの完成写真を見ながら、今回はLDKと寝室のつながりについてご紹介します。
今回の間取りでは、「広さ」と「変化」の両方を楽しめる住まいを目指しました。
この住まいでは、寝室とLDKの間にある襖を開け放つことで、約18畳のワンルームとして使うことができます。
普段は寝室を独立した部屋として使い、必要なときには襖を開けて、ひとつの大きな空間として使う。
暮らし方に合わせて、空間の大きさを変えられるようにしています。
ワンルームとして使うときに意識したのが、床のつながりです。
LDKと寝室の床仕上げを同じものにそろえ、さらに部屋の間にある敷居も床と同じ色に塗装しました。
部屋と部屋の境目には、どうしても「ここから別の部屋」という線が生まれます。
そこで、床の仕上げと敷居の色をそろえることで、その境目をできるだけ目立たせず、視覚的にも一続きの空間として感じられるようにしています。
襖を開けると、床がそのまま隣の空間へと続いていきます。
一方で、LDKと寝室を一直線につなげているわけではありません。
ダイニングからリビング、そして寝室へと、空間が少しずつ雁行するような構成にしています。
すべてをストレートにつなげてしまえば、より大きなワンルームとして見せることはできます。
でも、あえて少しずつ位置をずらす。
そうすることで、ひとつながりの空間でありながら、場所ごとに違った見え方が生まれます。
写真を見ると、手前のダイニングからリビング、寝室へと視線が少しずつ動いていくのが分かります。
「つながっているけれど、すこしづつ変わる」。
そんな関係をつくることで、18畳のワンルームが、単に広いだけではない、変化のある空間になりました。小さな空間を豊かにするための工夫です。






