先週まで数回にわたって「団地らしく」改装するために残しておきたいもの部品や素材についてお話してきました。そうはしたいけど痛みすぎていたり、性能的に使えなくなっているため残念ながら取り替えなければならないこともあります。そんな場合は現在販売されている中から「団地らしい」テイストのものと交換するとよいでしょう。
「いい団地だから、なおして暮らす」のコンセプトでデザインしたしんかな団地リペアでは、オリジナルにフィットした部品・素材選びを行いました。参考に例を数週にわたってご紹介しましょう。その一つ目はコンセントスイッチプレートです。
毎日手で触れ、つねに視界に入るものだからこそ、スイッチはインテリアに馴染むものを探しました。40年前のデザインに近い、アメリカンスイッチを見つけた時は「これでこのリペアはバッチリだ」と思うほど。”カチッ”と鳴る手応えも格別です。しんかな団地リペアではアイボリーのプレートに黒いスイッチの組み合わせて竣工当時よく使われた松下電工のスイッチプレートを再現しました。
アメリカンスイッチはアンティーク系を扱うDIYショップやネット通販で手に入りますが、電話やテレビのアウトレットやアース付きのコンセントに対応していないものあるの注意が必要です。最近Panasonic(旧松下電工)も同様なデザインのスイッチプレートを販売し始めました。こちらなら各種コンセントに対応しています。デザイン的に違和感がないのならこちらを採用した方するとよいでしょう。
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