2023年4月27日木曜日

東大路高野第3住宅リノベーションプロセス|予算オーバーからの減額検討

工務店から見積もりが提出されました。結果は予算オーバー。そこで使い勝手や当初の空間イメージを変えない範囲での減額を検討しました。


リノベーションの場合最も減額効果があるのが解体箇所を少なくすることです。そこで間取りが大きく変わらない範囲で元の間仕切り壁を残すことにしました。洗面所周りとキッチン背面の壁は解体して新たに間仕切りをつくる予定でしたが、残してその上に新たに仕上を足すことにしました。洗面室が狭くはなりますが今の大きさでも十分なので良しとしました。


次に大きかったのはフローリングの変更です。面積が大きいのでとても減額効果があります。団地管理組合の規定で防音床にする必要があったため、元の設計では防音の下地を立てたうえに無垢のフローリングを張っていました。この防音下地がとても高い…。そこで現況の床仕上げの上に直にフローリングを張ることにしました。これで下地代が節約できます。そのままでは防音規定がクリアできないのでフローリングも防音対応のものに変更しました。無垢のフローリングでも対応しているものはあるのですが高価なため、オレフィンシート張りのフローリングに変更しました。足触りは変わりますがイメージ的にはほとんど変わらないということで採用となりました。

その他、仕上げや設備機器のグレードを少しづつ下げて工事費を許容範囲に収められました。これで工務店と契約。いよいよ工事に掛かります。