2006/10/16…なんでもない日常を楽しくする建築8
二つ向こうが見通せること
なんでもない日常を楽しくするために建築ができること。
それは二つ向こうが見通せるようにすること。
例えば昔の日本家屋はふすまを開け放てば数部屋先が
見通せるようになっていました。同じ広さの家でも
部屋で小さく区切られているより、続き間になっているほうが
格段に広く感じるはずです。
家族間のプライバシーや場合によっては構造上の制約などで、
かつてのように家全体を続き間にすることは難しいですが、
せめて隣の部屋とその隣の部屋まで見通せるようにすることは
それほど難しくはありません。
二つ向こうまで見通せること。
そんなことを意識して間取りを考えてみてはいかがでしょうか。