2007年11月12日月曜日

昭和の幻を懐かしの団地に探す

■週刊 けんちくのうんちく…所長吉永のコラム(ほぼ月曜午後に更新)

建築は使われてナンボ。よき建築は使って残す。その3

先日、TBSの「NEWS23」にてわたくしたちプロジェクトD(※)が取材に協力した団地をテーマにした特集「昭和の幻を懐かしの団地に探す」が放映されました。

団地に興味を持つ若者が増えているということと、一方で住民の高齢化が進む団地での孤独死の問題が取り上げられていました。

団地好きな、イマドキの人たちが団地に集うようになる、あるいは住むようになる、すなわち“使うようになる”ことになれば団地は昔のように賑わいを見せるでしょう。その活性化のなかに高齢者が参加していけば報道されているような問題は解決されていくはずです。

このことについては残念ながら番組では触れていなかったのですが、十分可能性のある話だと私たちは考えています。

※プロジェクトD:団地のよさと再活用を啓蒙する研究チーム