以前にぼくのセミナーを聴いたことのある学生さんが事務所を訪ねてきました。
将来住宅関係の仕事につきたいのでお話聞かせてください、とのこと。
で、話を聞き進めていくと、
どうもこの子は住宅の仕事そのものをしたいんじゃなくて、
住宅を通してまちや人の生活を楽しくすることをしたいようだった。
“じゃあ、住宅じゃなくてまちづくりはどうだい”ということで、
あまけんの「南部再生」とかStudio-Lの活動を教えてあげると、
“あーっ、こんなことがしたいんです!”とジャストヒット。
先ほどまでの表情とは一転目を輝かせて「南部再生」を見つめていました。
参考になるよー、と1月のけんちくの手帖にもぜひ来るように
誘っておきました。
ん~、自分がしたいことにフィットした仕事を見つけるのは大変なんだなぁ。
小学校の卒業文集にすでに設計士になりたいと書いていたぼくは
そんなこと意識したことがなかったけど。
そんな大変な作業の手助けはうまくいったようで、
不安そうな顔で事務所を訪ねてきた彼女は
満面の笑みを浮かべて帰っていきました。
あぁいいことした。築育家としての面目躍如と言うところか。
▼「南部再生」