2008年6月16日月曜日

【コラム:けんちくのうんちく】建築家の発想術 その6:“わかっちゃいるけどやめられない”を分析する


▲ハイツヤマザキ:小さな縁側のような出窓が心地よい

「スーダラ節」の“わかっちゃいるけどやめられない”はハシゴ酒のお話ですが、
住まいの中にも「冬にコタツから出られない。」
「こどものころ押入れの中でよく遊んだ」など
“わかっちゃいるけどやめられない”ことがあふれています。

論理的に考えるとダメなんだけど感覚的にいいと思ってしまう、
これが“わかっちゃいるけどやめられない”わけですが、
“感覚的”だからといって放っておくのはもったいないと
わたしは思います。

“これいいね”ですませないで寸法や素材、配置の仕方など
“どうしてそう感じるのだろう”と分析してみること。

この感覚をキチンと分析して設計に反映できれば
快適でしかたない住宅も可能なのです。

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