いつも頼りにしている工務店さんから
鉄骨住宅の増築のお話をいただきました。
この住宅の建て主さんがこの工務店を選んだ経緯が
実に興味深いのでご紹介しましょう。
もともとこのお住まいは某ハウスメーカーが施工したもの。
普通、リフォームとなればこのハウスメーカーに
話を持っていくところでしょうけど、この建て主さんは
建設当時担当していた現場監督に見てもらいたいということで、
彼が転職した先の工務店に声をかけたのです。
会社より自分を信頼してくれているのだから、
これは現場監督冥利につきます。
連絡をもらったとき
彼はとてもうれしかったでしょう。
さて先日、そのお宅にうかがって現地調査を行いました。
打ち合わせ中、工務店を選んだ経緯が話題になって
“へぇーそんな工務店の選び方もあるのですね”と言うと、
医療関係のお仕事をされている建て主さん曰く、
お医者さんの世界でも同じことがあるとのこと。
人気のあるお医者さんが別の病院に移ると患者さんも、
同じように病院を変えるそうで、それを見越して
お医者さんをヘッドハンティングする病院もあるのだとか。
会社という組織よりもプロフェッショナルである個人を信頼して
自分の一生に関わる体や住まいを委ねてきてくださる人がいる。
個人事業主である私たちにとって勇気付けられるお話です。
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