こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
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先日お話のあった文化住宅の改装について、
今週実現可能かどうか調べて周りました。
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まずは構造のチェック。
木造で築30年超となればシロアリの被害など構造のコンディションが心配。
柱や床の傾きをチェック。
さらに床下や天井裏にもぐりこんでチェック。
ムンムンする現場で4時間ほどかけての調査結果は
概ね良好なものでした。
つくりもしっかりしてましたし、見た範囲では
当時の建築基準法を遵守しているようです。
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次に高槻市役所でこの建物について
確認申請が出されているか、また
確認申請どおり建設されているかをチェック。
当時の台帳を調べたところ確認申請は
確かに提出されて、済証も降りていました。
建築計画概要書を確認したところ、
申請どおりのものが建設されているようです。
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結論としてはこの文化住宅を再活用にあたって
法的、構造的に大きな障害になるものは
調べた範囲では存在しない、ということでした。
現在も居住されている部屋については
調べられていないので油断は禁物ですが
概ね問題はないでしょう。
次の課題は賃貸住宅としての収益面で成立するかどうか。
これは銀行や不動産屋さんの協力を得ながら
検証していきます。
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