こんにちは。吉永建築デザインスタジオの吉永です。
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昨日、高蔵寺ニュータウンに津端修一さんを訪ねました。
津端さんといってもご存知の方は少ないと思いますので
簡単に説明しておくと、初期の日本住宅公団の建築家で
公団が大量生産にその役目を移してからは
高蔵寺ニュータウンのまちづくりに公団の枠を超えて
関わりました。特にニュータウンの小学校を巻き込んで
禿山となった高森山を復活させた「ドングリ作戦」は
市民の手によるまちづくりの先例として語り継がれています。
現在はニュータウンの一角で野菜畑に囲われたご自宅に住まわれています。
団地を設計していた人が?と思われるかもしれませんが、
津端さんが作りたかったのはこのように豊かな緑に包まれた住宅地なのです。
実際、代表作といわれる阿佐ヶ谷住宅はとてもここが都心であるとは
信じられないほどの環境です。
そして、その意志は現在のUR団地にも引き継がれています。
ちょっと意識して団地を見てみましょう。緑豊かに茂っているなら
それは公団の団地です。
※このブログ記事を見て、津端さんのご住所を教えてほしいという問い合わせがまいりますが、
当方としては個人情報のためお教えすることできません。ご了解ください。
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