2010年7月27日火曜日

文化住宅のリノベーション経過報告

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
*
かねてより検討を進めていた高槻の文化住宅の改装計画。

昨日、収支計画をオーナー様に説明したところ、
GOのサインをいただきました!
実現に向けて計画は次のステップに入ります。


今回の文化住宅の改装が不動産的にも魅力的な計画として
成立しているのにはいくつかわけがあります。

一つ目は、同じような物件がニーズがあるわりに
地域に少ないという事実。

二つ目は、大きさ的にファミリー層がターゲットなわけですが
彼らは少なくとも4,5年は住み続けてくれるので収益が安定しやすい。

三つ目は、新築で同規模建てるよりは工事費が掛からないし
固定資産税的にも有利と思われること。

当初は文化住宅の暖かい空間の魅力を活かそうと思って
提案したプロジェクトだったのですが、思いのほか
不動産的にもメリットが多いということがわかりました。

まちを歩くと空き家が目立つ文化住宅や
そろそろ手を入れないとやばいんじゃないかな?
と思われる文化住宅を見かけます。

いまさらどうしようもないとあきらめている
オーナーもいるでしょうが、実は空間的にも
不動産的に魅力を生かせる建物であることを
知ってもらいたい。

あといくつか残っているハードルをクリアして
かならず実現させるぞ。この考え方で救われる
物件は多いはずだから。


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