こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
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わがまち高槻を歩いていると結構いいお屋敷が
空き家になって放置されたり、解体されて更地になっていたり
するのを見かけます。
持ち主にしてみれば事情があってのこと…しかし、
バンバン建て替えるのではなく、じっくり住み続けようとする
ストック型の住宅の必要性が叫ばれる中で
これら空き家を利活用する方法はないものか?
一般にはあまり知られていませんが実は、個人宅の空き家を
賃貸住宅として支援する制度がひっそりとあるのです↓
「移住・住みかえ支援機構(JTI)」
しかし毎日新聞の記事を見ると現状うまくまわっていない。
「住まいナビ:中高年者の広い家を子育て世代に仲介する借り上げ制度の課題は。」
この記事では知名度が低いから、というような書かれ方をしていますが、
ハテ?そうなのだろうかとtwitter上で数人がつぶやいたところ
民主党の中村てつじ議員が「移住・住みかえ支援機構」に
ヒアリングに行ってくれました。
『中村てつじの「日本再構築」/■[住宅政策]移住・住みかえ支援機構(JTI)へのヒアリング』
このヒアリングを読んでもこの制度はオーナーにも
取り扱う事業者にもおいしい内容になっているようです。
なのになぜ広まらないか?理由の一つは
どうも世のなかの空家問題を社会問題と捉えて
かつビジネスチャンスに変えてやろうという
発想を持つ事業者、例えば工務店が少ないからのようです。
新築件数が減る傾向の中、新築のお客さんの取り合いをするより
ライバルが少ないこの分野は大変なビジネスチャンスだと思うのですが。
いわばソーシャルビジネスの建設業版?
そんなチャンスに乗ってかつ社会全体よくしようとする思いのある
工務店を吉永建築デザインスタジオは応援したいと思います。
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