2010年12月7日火曜日

コンクリートブロック造だけどクラッシックな本野精吾自邸

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
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日曜日に本野精吾自邸を見学に行きました。
本野精吾は大正期から昭和初期にかけて
京都を中心に活躍した建築家です。
コンクリートブロック造による住宅を
手がけたことでも有名で自邸はその代表作です。


表札がモザイクタイルで凝っているのがおしゃれ。
建物に近づく前にすでにノックアウトです。


コンクリートブロックというと殺風景なイメージを持ちがちですが
デザインをきちんと考えておけば年月を経て
石造とも見紛う味のある質感を醸し出します。


玄関からはそこはかとなく中世の香り



シンプルながらリビングも洋風建築の香りがします。
レンガ暖炉があるからでしょうか。



レンガマニアにはたまらない刻印がわざと見えるように
しているところが心憎い



元浴室。当時のタイルがそのまま残されています。



ディテールも渋い。
ドアノブ


スイッチ


窓の鍵


壁も独特の風合い


本野邸を訪れたのは建物見学とともに
建築家円満寺洋介氏のスケッチ展を見たかったからです。



左の方が円満寺さん


以前にご紹介した『隠岐の島スケッチ』の著者でもあります。





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