こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
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現在東京で行われているUIA(世界建築会議)の東京大会のトークセッション内で
「東京は建築基準法と心中してしまうのではないか」
という旨の発言があったと聞きました。
建築基準法は人々に安全安心な建築を送り届けるための法律とはいえ
そこは新築することを前提とした法律。
もしキチンと守ろうとすると世の中の古い町と建物は
一気に破綻してしまうでしょう。
東京にもそんな場所はたくさんあります。
建築基準法を守ったために街が機能不全に陥る。
これでは意味がない。そんな趣旨の発言かと思います。
さて、最近京都は大胆な策に出ました。
京町家の増改築に際して建築基準法を免除する条例を作るというのです。
京都市伝統的な木造建築物の保存及び活用に関する条例(仮称)の制定について
すでに京都は一歩先を進んでいるわけです。
京都人にとっては戦後できた法律なんて…ということかもしれませんが。
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