こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
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設計中の住宅の建て主様から
「リビングに薪ストーブが欲しい」とのご要望が。
薪ストーブを扱うのは初めてなのでわくわくしながら
調べてみましたよ。
薪を燃やすだけだからそんなに種類がないだろうと
思って調べたら“どのように使うか”によって
いろいろ種類があることがわかってびっくりしました。
・素材が鋳鉄か?鋼板か?
・熱の伝え方が輻射式か?対流式か?
・燃焼のさせ方が触媒方式か?非触媒方式か?
この選択肢の中から
薪ストーブをどのように使うか?
薪ストーブに何を期待するか?
予算は?デザインは気にする?
長く使う?部屋の大きさは?
などなど考慮して自分にフィットした
薪ストーブを選ぶことになります。
効率良い燃焼、長ーく使える耐久性を考えると
今回の場合は鋳鉄で輻射式で触媒方式かな。
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そして先日の打ち合わせを経てこの話はなしとなりました。
採用を見送った理由は二つ。
一つ目はリビングのスペースがストーブに大きくとられること。
万が一の火災防止のため薪ストーブの周りは
大きく空けなければなりません。
そのため小型の薪ストーブであっても
半畳分くらいのスペースが必要になります。
そして石油やガスストーブのように
冬は閉まっておくことが出来ません。
年中置いておくにはリビングはそこまで広くないので
冬の一時期のために設置するのはいかがなものかと。
二つ目は煙突掃除が大変そうだということ。
先日の打ち合わせで模型を持っていったところ
これは掃除が大変だ、ということになり
結果として採用は見送ることになりました。
薪ストーブ、いいんですけどね。
こういう問題があるのだと知ることができました。
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