2024年4月8日月曜日

町屋リノベーション設計プロセス|照明を決める

前回のつづき

間取り図と展開図から照明の位置と種類を決めていきます。


ただ明るくするならば天井に一つ大きい照明をつければ済むのですが、部屋の場所によって不要に明るかったり逆に暗がりができたりすることがあります。かといって家電量販店に要に均質に明るくするとメリハリがない空間になってしまいます。
間取り図と展開図を見ながらこの部屋のこの場所でどういう活動をするのか想定してそれに適した器具、箇所、個数を決めていきます。



例えばリビングは黒光りする無垢の木の天井に合うように黒い灯具を取り付けました。木の黒に溶け込んで存在感を消すことができます。また、器具を部屋の中央と周辺に分けてスイッチも別にすることでその時の使い方に合わせてライティングを変えられるようにしました。周辺だけ点ければふんわりとした明るさに、中央だけ点ければきりっとした雰囲気に、とにかく明るくしたければ全灯するというように。