2026年4月2日木曜日

細部で空間は決まる、モノクロームインテリアの建具金物選び|Kyoto Monochrome Renovation完成まで

設計が終盤に差し掛かると、「そこまで決めるのか」と思われるほど細かな項目について打ち合わせを重ねていきます。

一見すると些細な内容ですが、デザイン性を重視する場合、こうした細部が全体の印象を大きく左右します。ひとつでもルールから外れる要素があると、空間全体がどこかちぐはぐに見えてしまうためです。

その代表的な要素のひとつが建具金物です。


今回のインテリアはモノクロームで統一する方針としていたため、方向性自体は明確でした。スイッチやコンセントプレートと同様に、テカリを抑えたメタリックな質感のものから選定しています。

具体的には、開き戸のレバーハンドル、戸当たり、襖の引手、フックなど。いずれも小さなパーツですが、点のように空間に現れ、控えめに光を反射しながらインテリアを引き締めてくれます。





こうした要素は目立たせるものではありませんが、丁寧に揃えることで空間の精度が一段上がります。細部を整えることが、結果として全体の印象を整えることにつながります。