2026年10月28日水曜日

失敗しない団地の買い方-物件選びからリノベーションまで|団地って買えるの? 分譲団地の基礎知識

弊社では、団地リノベーションの設計だけでなく、団地の購入時の仲介からお手伝いしています。また、売却の仲介を行った経験もあります。

そうした実務経験をもとに、今週から、分譲団地を購入してリノベーションしたいと考えている方に向けて、団地の買い方や、いい団地を見極めるポイント、団地ならではの注意点などについてお話ししていきます。。

第1回は「そもそも、団地って買えるの?」というお話です。

富田第二住宅(高槻市)

団地リノベーションがまだ珍しかったころは、「えっ! 団地って買えるんですか?」とよく驚かれたものです。公営住宅や公団住宅が払い下げられるものだと思っている方もいらっしゃるようです。
まずは、分譲団地とはどのようなものなのか、ご紹介しましょう。

竹の台団地(長岡京市)

団地は、戦後の住宅難に対応するために数多く計画されました。一般のマンションに賃貸と分譲があるように、団地にも賃貸住宅だけでなく、最初から販売する目的で建てられた「分譲団地」があります。

東大路高野第3住宅


分譲団地には、賃貸団地とはまた違った魅力があります。例えば、初期団地の傑作とされる阿佐ヶ谷住宅も分譲住宅として建てられました。津端修一氏が設計に携わったこの団地は低層の建物が並び、豊かな外部空間が広がるその環境には、ゆとりある住まいづくりの考え方が表れています。こうした住環境も、分譲団地の魅力のひとつです。


阿佐ヶ谷住宅(東京都|現存せず)

分譲団地の大きな魅力は、購入した住戸を自分好みにリノベーションできることです。
賃貸住宅では、内装の変更が禁止されていたり、退去時に原状回復が求められたりすることが一般的です。
一方、分譲団地なら、管理規約などで定められたルールや工事の制限を守れば、自分の暮らしに合わせて間取りや内装を変更できます。

新金岡団地(堺市)

緑豊かな環境の中で、自分好みのインテリアに囲まれて暮らす。そんな住まいを実現できるのが、分譲団地を購入してリノベーションする魅力なのです。

次回からは、分譲団地を購入する際に、どんなところをチェックすればよいのか、具体的なポイントをご紹介していきます。

高倉台団地(神戸市)