2006年4月27日木曜日

まちに大学を!

2006/04/27:まちに大学を!

わたしは建築やまちづくりに関わっている人たちが作る本-けん
ちく本を紹介するイベントarchitects’ BAR 「けんちく本つくりた
い人集まれ」の企画も手掛けています。先日4/22にその7回目
がおこなわれました。

今回紹介した「京都げのむ」は、京都の建築学科の学生有志が
発行している雑誌です。ひたすら京都の端から端まで横断縦断し
たり、京都中の銭湯の全リストを作成したり…と時間と人を贅沢
につかえる学生の特権を最大限利用した内容でした。そしてその
コンテンツは、学生の仕事だからとあなどれない、分厚いデータ
ベースを産み出しました。

この稀有な雑誌は大学が多く集まる京都だから生まれたのかも
しれません。大学が郊外にどんどん移転していく(京都も例外で
はないですが)ことは、そういった意味でもまちの衰退を加速させ
ていくのかもしれません。

そして、逆も真なりです。ちなみにわたしの住んでいる高槻には
数年後関西大学のほとんどが移転します。漫然と学生を受け入
れて、お金を落としてもらうだけではなく、まちづくりのために利用
する(こき使う?)のはいい手だろう。 これはチャンスかもしれませ
ん。