2006/04/11:
【鉄骨外断熱木造壁住宅】…丈夫、快適、やすらぎを感じ、
生活の変化に対応できる住まいの提案
先週まで鉄筋コンクリートのことを中心に、
住まいの構造を考えるときに端から「木造」と
決め付けない方がよいのではないか、という話を
書いてきました。
今週は鉄骨造のはなし、
そのなかでも当事務所一押しの
【鉄骨外断熱木造壁住宅】の話を
書こうと思います。
これはわたしの自邸で実験的に採用した工法です。
構造を鉄骨造とし、断熱を外断熱として、
壁を木造でつくっています。
そのことにより
・鉄骨だから丈夫、木造より自由な間取りが可能
・外断熱だから夏でも冬でも快適
・壁が全面木だから温かみがある
・構造が見える素直な作り
・骨格は鉄骨、壁は木なのでリフォームがしやすい
というメリットがあります。
丈夫、快適、やすらぎを感じ、生活の変化に
対応できる住まい。その有効性はこの工法を
採用した私の自邸で実証済みです。
このように別々の構造(ここでは鉄骨と木)を
組み合わせることで、おのおのの構造が
お互いの欠点を補い、それぞれ構造の長所を
最大限に活かすこともできるのです。構造の特性を
よく知った上で、もっと柔軟に構造のことを
考えてみてはいかがでしょうか。