2006/08/28…なんでもない日常を楽しくする建築2
脱衣室の床を籐にしてみる
なんでもない日常を楽しくするために建築ができること。
まずは床材を足触りのいいものにすること。
わたしは床材は無垢のフローリングなど質感の優しい自然素材
を使うようにしています。
仮に予算が厳しくてもかならず採用しているのが脱衣室の籐の
床材です。温泉や銭湯の脱衣室床といえばおわかりになると思
います。
籐も床材としては高いほうなのですが、脱衣室の面積は知れて
いますし、素足でいることが多い部屋ですから、建て主さんには
ぜひにとおすすめしています。
足ざわりはビニール系の床材と違ってベタつかず、さらさらとして
ます。また夏はひんやり、冬はそれほど冷たくなりません。そして
適度な凹凸が足を心地よく刺激してくれます。こんな脱衣室なら
毎日の入浴が楽しくなりますね。