2006年8月13日日曜日

団地に住むという選択肢

2006/08/13:マンションリフォームのすすめ その5
…団地に住むという選択肢

今回は団地のリフォームの話。

かつて、庶民の憧れの住まいであった団地。
いまでは、空き家が目立つ団地。

かつて、現代生活の「豊かさ」を語る上で外すことが
できなかった団地。いまでは、現代生活の「貧しさ」を
語る上で外すことができなくなってしまった団地。

昨今、住む人がいなくなって廃墟化したり、
解体される団地をよく目にするようになりました。
しかし、そんな団地も、跡地にニョキニョキ林立する
高層マンションに比べれば、意外とヒューマニティー
あふれる住空間のようにわたしは思います。

30年あまりの年月に育まれた豊かな緑に周囲を
覆われ、まるで森の中のように静かで安らぐ環境。

“○○団地行き”なんて専用のバス路線もあったりして
意外と交通の便もよく、住むためのロケーションとしては
申し分ない。

時代が一巡してレトロ感を漂わせ始めているし、
それでいて結構手ごろな値段で売りに出されていたりする。
自治会もしっかりしていて意外と防犯性もよい。

これは、ちょいとお金をかけてリフォームしてやれば、
建売住宅を買うより安くてリッチでおしゃれで便利で
快適な住まいを手に入れることができるのではないかと
わたしは思います。

現在、60年代に建てられた団地の一室を、
あるデザイナーの方のオフィスと住居として
リフォームする仕事を進めています。
この『長岡京竹の台団地リフォームプロジェクト』は
わたしのそんな仮説を証明するためのプロジェクトでも
あります。

数週間にわたってマンションのリフォームについて
書いてきました。新居を購入しようにも、なかなか
理想的な条件の一戸建てを手に入れられなくてお困りの時
ぜひこのコラムのことを思い出してみてください。
新たな道が開かれるかもしれませんよ。