建築やまちづくりに関して一冊の本にできるほどのコンテンツを
持っている人は少なくありません。個人で本を出版することは
経済的・流通的に難しいことですが、それでも自らの思いを
本に託して世に伝えたいと思っている人はたくさんいるはずです。
「けんちくの手帖」は、そうした欲求を持つ人々と"けんちく本"を集めて、
既成の出版とは違うルートで世に広めることをたくらむプロジェクトです。
現在イベント「architects' BAR~けんちく本つくりたい人集まれ」を中心に活動中。
興味深いけんちく本を作っている方々をゲストスピーカーに招き、
自らのけんちく本について熱く語ってもらうトークショー。
テーマは建築からまちづくり、土木構造物から舞台美術まで広範囲に及ぶ。
“architects' BAR”という名のとおり、
観客にはお酒と料理、時にライブも楽しんでもらう。
“1.5”次会の気楽なのりでグラス片手に
本音で楽しんでもらえる雰囲気作りを心がけている。
建築業界関係以外の参加が1/3~1/2というのも特徴。
第1回2004年9月以来年4回のペースで開催。
2008年10月現在で16回を数える。
現在第1期3年分の活動をまとめた本の出版を企画中。
ホームページ:けんちくの手帖
ブログ:けんちくの手帖 出版化計画
【イベントの記録写真集↓】
けんちくの手帖 ar |
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■過去開催のarchitects' BAR~けんちく本つくりたい人集まれ
●Vol.01 開催日:2004/09/24
ゲスト:SPACESPACE(伊藤立平+香川貴範)、さんかく▲すけーる(小林健治+新村岳広+足立祐己)
内容:『パワープランニング』
都市の水・人・熱・風・交通等から捉え直し、都市環境を再構成する試み『POWER PLANNING』について。
『HAPPY HAPPENING AND ACTION!』
都市に溢れているハッピーでサプライズな場面をチャーミングな視点でとらえたフリーペーパー『HA*CTION』について。
●Vol.02 開催日:2004/12/17
ゲスト:綱本 武雄、若狭 健作(あまけん)
内容:『尼崎?しかも南部だけ?超ローカルフリーペーパーによる地域の活性化』
尼崎の南部地域のちょっといい話、結構リッパなことをオモシロがって発信するフリーペーパー「南部再生」について。
●Vol.03 開催日:2005/04/22
ゲスト:岡田昌彰(近畿大学理工学部 社会環境工学科准教授)
内容:『テクノスケープ・風景の探求~新しい風景価値の発見と創造』
工場や土木構造物が作り出す景観「テクノスケープ」の魅力と活用例について
●Vol.04 開催日:2005/07/15
ゲスト:吉永健一(吉永建築デザインスタジオ)
内容:『キョート*ダンメンロシュツ 京町家broken-scape調理法』
京の町屋が壊された後に露わになる町屋の切断面…"ダンメン"をテーマに現在の京都とその活用について。
●Vol.05 開催日:2005/10/07
ゲスト:竹村直也、井戸宙烈(高知遺産プロジェクト)
内容:『「高知遺産」~龍馬もはりまや橋も四万十川も載っていない「高知本」』
高知県の「遺したい」あるいは「大切な」建築、まち、風景を紹介した「高知本」、『高知遺産』について。
●Vol.06 開催日:2006/01/21
ゲスト:加賀谷 哲朗(初代沢マン調査隊々長)
内容:『「沢田マンション」いまなお増殖中。世界最強のセルフビルド建築』
高知が世界に誇るセルフビルド集合住宅『沢田マンション』の住民すら知らない全貌とその魅力について
●Vol.07 開催日:2006/04/22
ゲスト:柳沢究(京都げのむ編集委員長)、渡辺菊眞(京都CDL運営委員長)
内容:『「京都げのむ」都市にも生き物みたいに遺伝子があるんじゃないかと思って、だったらそれを見つけて育ててみよう、そんな僕らの気持ち』
京都CDLの機関誌として学生主体で制作された、ディープな味がウリのニュータイプ「京都本」、『京都げのむ』について
●Vol.08 開催日:2006/07/22
ゲスト:大山顕(住宅都市整理公団)
内容:『住宅都市整理公団の団地鑑賞入門』
「住宅都市整理公団」がこれまで撮りためてきた団地と初心者にむけての団地の鑑賞法について
●Vol.09 開催日:2006/10/07
ゲスト:山崎亮(ランドスケープエクスプローラー)
内容:『マゾヒスティック・ランドスケープについてのマゾヒスティック・ディスカッション』
ユーザーが空間を使いこなしてしまいたくなる「マゾヒスティック」なランドスケープの魅力と活用について
●Vol.10 開催日:2007/01/20
ゲスト:酒井善史(ヨーロッパ企画)
内容:『ヨーロッパけんちくガイド…劇団ヨーロッパ企画の舞台とヨーロッパリハウス』
劇団ヨーロッパ企画の舞台美術と劇団の拠点であるヨーロッパハウスのリフォームについて
●Vol.11 開催日:2007/04/27
ゲスト:駒井貞治(駒井貞治の事務所)
内容:『駒井貞治の「借家生活」』
借家を自分好みにカスタマイズしながら転々と京都を移り住んでいくプロジェクト「借家生活」などについて
●Vol.12 開催日:2007/07/21
ゲスト:山納洋(SINGLES PROJECT)
内容:『Common Cafe~人と人とが出会う場のつくりかた』
文化複合実験プロジェクト『SINGLES PROJECT』、日替わりマスターのカフェ『Common Cafe』をテーマに
本当の意味でパブリックな場のつくりかたについて
●Vol.13 開催日:2007/07/12
ゲスト:忽那裕樹(OSOTO編集長)
内容:『“おそと”で過ごすライフスタイルペーパーOSOTO』
協会誌としては異例に“おしゃれな”大阪府公園協会発行協会誌『OSOTO』について
●Vol.14 開催日:2008/01/19
ゲスト:森山秀二(三休橋筋愛好会)
内容:『“大阪のひきだし”ができるまで』
大阪のまちづくり活動を網羅した本「大阪のひきだし 都市再生フィールドノート 」について
●Vol.15 開催日:2008/04/25
ゲスト:小野暁彦、今井敬子(アーキフォーラム)、井口夏実(学芸出版社)
内容:『ヴィヴィッド・テクノロジー~建築レクチャーシリーズが本になるまで』
建築レクチャーシリーズ「アーキフォーラム」から生まれた本、『ヴィヴィッド・テクノロジー』について
●Vol.16 開催日:2008/07/26
ゲスト:真柴マキ(組立通信)
内容:『天満スイッち編集室の本づくり』
大阪の天満・天神エリアの情報本「天満スイッち」について
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