マンションの消防定期点検でうちの事務所に検査員がやってきました。
火災警報器ひとつひとつに擬似的に煙を出す機械を当て、
部屋と監視室全てで警報が鳴るのを確認するこの検査。
作業自体は簡単そうだけど、これを数百件まわらないといけない。
うちは事務所なので人が来てもノープロブレムだけど、
一般のご家庭では嫌がられたり、留守のお宅もあったりするわけで
地味なようで見た目よりは大変なんじゃないかと思います。
しかし
“全部まわるのはしんどいから”
とか
“散らかってるから入られちゃ困る”
と言われたりとかで
“じゃあ、検査したことにしておくか”
というわけにはいかない。
これはそのご家庭だけでなくマンション全部の問題なのだ。
だから一軒一軒、箇所箇所ごとにもくもくと検査していく。
世のマンションはこのような人たちによって
安全が確保されているわけです。
ありがたやありがたや。
それに比べて何やってんだ農水省は。
数年前の耐震偽装しかり、
検査官が自身の仕事の意味を理解し
誇りを持って務めていれば、
防げる悲劇は多いのではないかと思います。
地味な検査官という職業に
もっと光を当てるべきなんじゃないでしょうか。
キムタク主演でドラマにするとか。
“えっ、あなた検査官なんですか?!かっこいい!”ってことになれば、
もっと世の中はもっと安全、安心になると思うのですがいかがでしょう。
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