
▲「ドイツの地方都市はなぜ元気なのか」
日本のまちづくりの多くはどこか垢抜けなくて
“じとっ”としたイメージがあってそれが何とかならんかなぁ
と考えていたのですが、
“あぁそういうことか”と、腑に落ちるところ多々ありの本です。
ドイツでは電気や公共交通と同じように
芸術振興も生活を快適に過ごすための“インフラ”と
考えられていて、その仕組みづくりがきっちりしている。
まちづくりにおいてこころざしは確かに大切なわけですが、
ドイツのようにドライに
“インフラ”という仕組みになっていてくれたほうが
多くの人が気楽に参加しやすいだろうし、
特定に誰かに依存しなくてすむので長続きするのかもしれません。
日本ではいい意味でも悪い意味でもその辺が
精神論とか根性論になってそれがわたしの感じている
ジメジメ感につながっているのかなと。
インフラというとお堅い、どちらかというとまちづくりと真逆な
非人間的なイメージを受けてしまいますが、
しあわせを継続的に社会のみんなで支える仕組みと
とらえれば、まちづくりにとっても必要なキーワードと
いえるでしょう。
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