わたしが高校生の時、
将来進路についてやりたい二つの仕事のどちらを選ぶかで悩んでいました。
ひとつは「建築」
もうひとつは「考古学」
ものづくりが好きだったので「建築」を選んで今に至るのですが
なぜこの二つの間で心が揺れ動いていたか長年疑問でした。
勤めていた会社を辞めて暇だった時期に、
浦沢直樹の漫画「MASTERキートン」を全巻読んだことがありました。
この漫画、主人公が考古学者なのですが読み進めていくうちに、
先の「建築」/「考古学」で迷ったわけにはたと気がつきました。
それは建築は
「ひとがこう暮らしたい、という希望にあわせて形を創造する」
考古学は
「残された形を見て、こう暮らしていたんだろうと想像する」
つまりどちらも「暮らし」と「かたち」の関係を考える仕事。
自分はこの二つの関係に興味があるのでしょう。
来週に続く


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