建築を議論する場を模索しているチーム
「roundabout journal」主催のイベントLIVE roundaboutに参加してきました。
今回は20名近くの建築家を集めて東京で行われた同イベントの関西版。
東京版を見ていないので何とも言えないけども
主催の藤村氏によると大阪版のほうがよりいい議論ができたという。
そしていままでベスト議論だとも。
議論の中では
いわゆる「かたちを作る」建築の作り方とは違った
「コミュニケーションを喚起する」建築の作り方の可能性について
多くが語られていた。
藤村氏によるとほとんどの東京の建築家は前者で、関西は後者であるという。
典型的な前者である安藤忠雄や高松伸のお膝元である関西において
このように思われるのは不思議な感じだ。でもよく考えれば
話を振られれば誰でもちょっとした漫才ぐらいできる
関西人のコミュニケーションスキルを思い起こせば、
さして不思議な話ではない。
地方の建築家を評するときに“地域性を生かした云々”という
言葉をよく聞くが、関西ではそれが気候や敷地云々ではなく
人のコミュニケーション能力の高さが地域性なのかもしれない。
関西人がネイティブに持っている感性が最新の建築の作り方に
つながるのはちょっとうれしい。
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