先週からの続き
先日もお知らせしましたが、
大阪市内に建てられた団地=市街地住宅の研究報告書
「公団一般市街地住宅の軌跡」が完成しました。
7月には関連のトークショーがけんちくの手帖主催で行われます。
千里ニュータウンなど郊外の団地についてはみなさんご存知でしょう。
しかし大阪市内にまるでビルの形をした団地があるとは
建築の勉強したものでも知るものはごくわずかです。
わたしも団地マニアたちと付き合うようになるまでは
“なんか変な建物が建っているなぁ”程度の認識で
それが団地であるとは全く知りませんでした。
歴史から忘れ去られつつあった市街地住宅ですが
その経緯や住民のかたがたに話をうかがうと、
なんとすばらしい建築なのだと感動すら覚えます。
市街地住宅研究会には自薦で強引に加わらせていただきました。
これぞポテクリの使命だと思ったからです。
これからも同じようにポテンシャルを生かせていない建築に
光を当てるこの活動を続けてきたいと思います。それは
建築とそれに関わるひと、もの、ことをも輝かせることになるのだから。
大阪府北摂高槻市の建築家 吉永健一の設計事務所/吉永建築デザインスタジオはこちら→