学芸出版社の『社宅街~企業が育んだ住宅地』の
書評を同社のホームページに寄稿しました。
書評の中では社宅が公団をはじめとする戦後の住宅近代化の中で
“ヒール(悪玉)”にされてしまった、という話を書きました。
字数のこともあって書きませんでしたがこの話には続きがあります。
それは、社宅がヒールを演じてくれたおかげで
公団はヒーローとして活躍できたのですが
高度成長期後、近代批判が始まると皮肉にも
今度は公団がヒールの役割を担うことになるということ。
歴史は周る。
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