2009年9月28日月曜日

けんちくコラムの月曜日:ボランティアとプロフェッショナル



先日、千里ニュータウン建設記念館準備委員会の
第二回会議に参加してきました。

この委員会の最初のミッションは
市民から寄贈された写真を整理すること。
各委員はボランティアでみなその手のプロではないので
手探りで作業を進めています。



昔、NPO数団体へのインタビューをまとめた本のなかで
法律や会計にかかわる作業にそれらを本業にしている人たちが
やりたがらなくて困っている、という趣旨のことが書いてありました。
この点が日本のボランティアが海外に比べて
もたついている原因のひとつ。

千里ニュータウン建設記念館準備委員会の場合は
設計事務所や広告代理店の方など仕事柄なんらか
写真のアーカイブ化のスキルを持っている委員がいるので
すこしづつ形が出来上がっていくでしょう。

専門家はもっと日常でそのスキルを生かそう、
そしてスキルを生かしてもらえる舞台をもっと社会に作る事もまた大事。

大阪府北摂高槻市の建築家 吉永健一の設計事務所/吉永建築デザインスタジオはこちら→