●31日
友人たちと共同で主宰している建築イベント「けんちくの手帖」に参加。
今回のゲストは卒業制作で長屋をカフェにするリノベーションを手がけ、
卒業後そのままカフェ営業を続けているRcafeの藤井さん。
「人がいてこその空間」という言葉はよく使われる言葉だけども
中崎町を代表するカフェを作った藤井さんの口からだと説得力がある。
藤井さんの夢は
「カフェなんてなくて住む世界をつくること」(?!)なのだとか。
日常の疲れを癒すためにカフェがあるのだとすると、
カフェなど要らないほどにみんなが元気な空間を
世の中に広げること、それがもっともポジティブ。
その日まで藤井さんの挑戦は続く。
●1日
とびらプロジェクトの設立総会に参加。
ある設計のコンテストで実施案に選ばれたものの
クライアントの都合で中止となったティーハウスの提案を
何とか実現させようというプロジェクト。
その動機は“この案、実現したら絶対おもしろいぜ。”という極個人的なもの。
まずはこの建築を建てたいと思う施主を探す。
“そんな人おるんかなぁ”と思うかもしれないけど
NHKの「熱中時間」でも示されているとおり
パーソナルな思いも突き抜けると社会化する。そして社会を動かす。
団地もしかり。
これが実現して「表現者が自ら表現の場所を確保する」の
建築版となることを期待する。
●3日
神戸新港地区の近代建築と倉庫群を会場としたイベント
「ソウコラヘン」へ。
旧生糸検査所の見学。
将来アートセンターに改修する計画があるのだとか。
それをアピールするように巨大な体育館のような荷物受取場で
ダンスの公演が開催されていました。
床が木なのでダンスにも使える。そしてアコースティック音が
適度にライブに響く。たしかにホールとしてもよい空間。
つぎに新港地区の倉庫街探訪。
東京タワーを設計した内藤多仲やダイビルを設計した渡辺節が
設計したものもあり、たかが倉庫とあなどれないかっこよさ。
新港地区見所満載です。神戸観光はもう少し港まで足を伸ばしてみよう。
大阪府北摂高槻市の建築家 吉永健一の設計事務所/吉永建築デザインスタジオはこちら→