2009年11月5日木曜日

けんちく知識の木曜日:アポなしの営業さんへ

今週はメーカー営業さん向けの知識を。

私の事務所には建材や住宅設備メーカーの方が宣伝に来られますが、
アポなしの場合は面会はもちろんカタログも受け取らないことにしています。
そしてアポを取ってくれたら会うと約束します。

そのように対応するわけは
営業さんに対応するために作業を中断したくないことと
話を聞くならきちんとそのための時間をとってのぞみたいからです。

アポなしで話を面会してくれる設計事務所もあるでしょう。
しかし、急に出向いても対応してくれるということは
その設計事務所は暇ということです。仕事が少ない
ところに宣伝しても効果は薄いですよね。

仕事がたくさんある事務所でも面会してくれるところはあるでしょう。
しかし、その場合対応してくれるのは作業から離れても
仕事に支障がない下っ端の社員であることが少なくありません。
これも同じ時間を掛けたとしても効果が薄いですよね。
実際、私が設計事務所にアルバイトしていたときに
設計スタッフがみな出払っていたので学生であった
私が対応したことがありました。もちろん学生ですから
実務レベルになるとどんなに話をされてもちんぷんかんぷんです。

設計事務所に対して効果のある営業活動をしたいなら、
きちんとアポをとることです。それなりの
立場の人が必ず話を聞いてくれます。ときには
“明日●●社が来るけど何か聞いておくこととか頼むことあるかな?”と
社内にふれまわってくれることもあります。

ここまでくれば闇雲にアポなしでまわるより
アポをとってあえる確率と話の密度を高く濃くする方が
営業としては効果が高いことはお分かりいただけると思います。

そしてこのことに気がつかないトンチンカンな会社とは
付き合いたくないと思っています。

当事務所にお越しの際は必ずご連絡を。


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