横浜市の古い建築の利活用事例をマットシティの末村さんと
視察に行ってきました。
横浜市では
さまざまな種類の建物がさまざまな人々によって
その特性にあった新たな使われ方がされていました。
そしてそれぞれ無理なく落としどころがはっきりしている。
これは見事。
いわゆる近代建築から
建物と建物との間を利用したカフェ
倉庫、
もとは労働者向けの簡易宿泊所、
そして元娼婦街まで、
これらの活動に大きく関わっていたみかんぐみさんに
お話をうかがうと「コーディネートした横浜市はすばらしい!」とのことでした。
もちろんNPOなど運営者の尽力もあるのでしょうが、
彼らが思いっきり振舞えるように陰になり日向になり
そして軸をぶらさないで行政がバックアップしてきたこと。
それが横浜市の建築の利活用の成功と港を含めた
まちの活性化につながっているのだと感じました。
横浜に負けず劣らず建築遺産が充実している大阪でも
水都関係にかけるお金を建物の利活用に向けてくれれば、
継続的に賑わいが保てるのではないかなと残念に思います。
大阪府北摂高槻市の建築家 吉永健一の設計事務所/吉永建築デザインスタジオはこちら→