昨日は横浜市の建物の利活用のことについて書きました。
今日は吉永建築デザインスタジオが手がけた
古い建物の利活用を一つ紹介しましょう。
今年3月23日~29日、京都府庁旧本館にてアートイベントECHOTOUR09を
ANEWALGalleryと協同で企画・運営しました。
庁舎として開放されているため
重要文化財でありながらいつでもウェルカムな旧本館ですが
京都府民すら滅多に足を踏み入れないというのが現状。
そして普段は会議室としてしか使われていません。
タイムスリップしたような正庁も滅多に使われていません。
こんなに立派な部屋がもったいない!
もっとその魅力を知ってもらいたい。
そして、市民活動に活用してもらいたいという京都府の依頼に
旧本館を会場にしたアートイベントを企画することにしました。
披露される作品やパフォーマンスは、
アーティストたちが旧本館から感じたインスピレーションを
モチーフにした新作をメインとして、
どこにどのように展示するかを最大限アーティストに委ねました。
まさに桜の開花に呼応するかのように
旧本館と響きあったアートとパフォーマンスが満開となりました。
お客さんにもアーティストとして参加しもらうため
携帯で撮った旧本館のお気に入り写真をその場でプリントして
展示しました。
…そんなECHOTOURは今年度も開催です。
府庁旧本館春の一般公開が行われる
2010年3月末から4月頭にかけて開催します。
内容や正確な日時が決まりましたらおって
お知らせいたします。ぜひお越しください。
大阪府北摂高槻市の建築家 吉永健一の設計事務所/吉永建築デザインスタジオはこちら→