昨日のブログに関連して
わたしが設計士でもなく建築士でもなく建築家という立場を
意識し始めたのはコモンカフェからです。
それ以前は“建築士”と名乗っていました。
それは“建築家”という言葉の中にいろいろなことが
ごまかされているような気がしていたからです。
コモンカフェでは設計に関係ない議題でも
企画会議に参加させてもらっていました。
コモンカフェは劇などイベントでも使われることを
想定したちょっと特殊なカフェだったので、
設計のための条件をより深く理解する必要があって、
そうしていたのですが、徐々に直接関係ないことにも
意見を述べるようになりました。
例えば箱の棚をずらりと並べたのは
資金を集めるために一個一個を賛同者に寄付してもらう
ということで提案しました。
結果的に別の方法で資金を集める目処が立ったため
棚の寄付をなくなったのですが、このアイデアを提案したとき
ハコモノをつくるだけではない建築家の役割に気がつかされました。
次週に続く
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