先週のブログお話したとおり、デザイナー仲間の忘年会を
『長岡京の団地SOHO』で行いました。
そのときみな酔っ払っているからか
二度ほどコップを倒してシナ合板で出来たテーブルは
赤ワインまみれになったのですが、
ふきんでさっと拭くとワインはシミになることもなく
きれいに拭き取ることが出来ました。
このテーブルは蜜蝋を塗って仕上げています。
蜜蝋はミツバチの巣を構成する蝋で
ろうそくや自然系の化粧品にも使われていますが、
木材を保護するためのワックスとしても市販されています。
『長岡京の団地SOHO』ではこの蜜蝋ワックスを
施主であるSさんと私で塗りました。
塗り方は簡単。
スポンジに蜜蝋を少しつけて車のワックスがけの要領で
木に刷り込んでいくだけ。もともと自然由来のものなので
手についても万が一口に入っても問題ありません。
仕上がりは見た目に塗装をかけているように見えませんが、
その威力は前に書いたとおりです。しかも蜜蝋を塗ったのは
竣工時、ちょうど3年前の1回きりだからと言うから驚きです。
木の質感は残しながら、長期間きちんと水をはじく。
蜜蝋、なかなか優秀です。
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