今年度の大学での授業が先日終わりました。
大学で講義を受け持つのは今年で3年目だったのですが、
毎年授業が終わり学生たちと別れるのは寂しいものです。
非常勤講師というかかわり方なのでなおさらです。
さて、最近の大学生は私語が多くて授業にならない、
というお話を聞きます。ならば静かな方がいいかというと
本当に理解しているのかどうか不安になることがあります。
だから私は授業の中で学生にしゃべらせるようにしています。
例えば
“これってどう思う?”
“(いくつか例を出して)どれが一番いいでしょう”
という風に問いかけたり、
“先生それおかしいわぁ~”
と学生が突っ込んでくるように仕掛けたりして。
授業の始まりにこうして講義内容に関連するスイッチを
入れてあげる。そうすると活気がありつつも
きちんと授業を聴いてくれるものです。
これには「質問力」系の本や
笹部朗さん(Sasabe and Company)のお話を
参考にしました。
そしてこの“質問”はわたしたちが
クライアントに対してのヒアリングという形で
日々行っていることでもあるのですが。
世の先生、講師の方々お試しあれ。
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