2010年3月22日月曜日

コラムの月曜日:団地を住まいの選択肢に入れてみよう

知り合いが公団団地の内覧会に行くというので、
付き添いに行ってきました。
この団地です
  ↓


一見ビルにしか見えないけどこれもれっきとした団地です。
それが証拠に銘板が…隠れて見えない(泣)。



その団地とは老松町アパート。
初期の公団が郊外団地とともに建設を進めていた
市街地の団地=市街地住宅の一つです。

内覧したのはメゾネットタイプの住戸。
間取りは当時の公団のテラスハウスとほぼ同じ。
団地というより一軒家の趣。
大阪のど真ん中でのこの落ち着きは魅力。
インテリアの写真の掲載ははばかられるので
のぞき窓からの画像でご勘弁。



屋上には共同の物干し場があります。
天気のいい日はここでランチもいいかも。



屋上から周りを見渡してみると…


中之島公会堂が見える!



そして、知り合いはめでたくここの住み団となることが決定しました。
曰く「非の打ち所がない」とのこと。

知り合いもかつては団地に住むなんて頭になかったようです。
でも、実際実物に触れてみるとそのよさがわかる。
このよさがわからないことで自分にフィットしない
マンションに住み続ける人は少なくないのではないでしょうか。
もったいない。だから私は団地の啓蒙活動を続けているのです。


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