ある公団OBの方が
私に会いたがっている、との話を
朝日放送の方からうかがい、
ご挨拶がてらお話を聞きに行ってきました。
公団の昔話をされるのかなと思っていたところ
逆に76万戸残っている公団住宅をどのように活用するか、
というお話を熱く語られていました。
わたしの団地啓蒙活動のテーマも同じく団地の
利活用にあるので興味深く、時折意見を述べながら
話に耳を傾けていました。
金岡団地にはスターハウスの跡地に
スターハウスの跡をかたどった広場が、
春日丘団地にはスターハウスを改修した給水施設が
残っていますが、いづれもこのOBの方の
意見を汲んで実現したのだそうです。
あぁ、この人ならばとうなずけます。
内部でも相当反対があったそうですが、
それを押し切るだけの気概がある、かつての公団には
そんな猛者が集まっていたのです。
残念ながら現在のUR都市機構には公団時代の
勢いは感じられません。だからこそ公団団地のよさを
わかっている周囲の人たちが外堀を埋めていくことが
団地の再活性化につながる。その一つとして
吉永建築デザインスタジオは期待されているようです。
ボランティアではなく事業として進めるにあたって
アドバイスを数多くいただき、またキーマン的な
方々もご紹介いただけるとのこと。
これは楽しみでもありつつ武者震いがする思いです。
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