2010年7月13日火曜日

文化住宅、改装で空家解消に向けての戦略とは

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
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昨日は高槻のとある文化住宅改装の件で
銀行さんと不動産屋さんと収益計画の作戦会議。

前回打ち合わせで示した案をもとに
どれくらい需要があるのか?
家賃はどれくらいあるのか?
ターゲットにしたい層にフィットするか?
市場調査をしてもらいました。

この文化住宅は敷地内に数棟の戸建が
並んでいる風のなのですが
この戸建感覚という点が思いのほか好感触。
まず、
・マンションではお子さんを持つ家庭など下への生活音を気にしたり
 逆に上の生活音が気になる人は多い
・庭付きを求めている人は少なくない

ならば、戸建の賃貸住宅となるのですが
・戸建賃貸は需要が多いわりに物件数が少ない。
とのことでそのニーズは思いのほかあるのだとか。

また、
・家賃は新築マンション程度とれる。
 場合によってはそれ以上とれる可能性がある。
・マンションに比べて戸建賃貸の方が長期借りるケースが多い。
と、貸主にもなかなかメリットが多いようです。

「これはワクワクしますねぇ!」とは調査してくれた不動産屋さんの弁。
これはいけるのでは!


国土交通省の調査によると
大阪中心部の1年以上の空き家比率は45.0%。
そのうち新規に入居者を募集するために
改装を行ったのは40%なのだそうです。

ここではあえて、ターゲットを絞った改装をすることで
家賃を下げることなく、安いコストで空き室0を目指しています。
もし、これが実現すれば空家解消の好例となるでしょう。
そのチャレンジとなるような計画です。

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