2011年3月28日月曜日

このたびの震災について建築業界が影響を受けていること

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
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このたびの震災について建築業界が影響を受けている、または受けそうなことをメモ

・「公共建築は木造に」という動きは後退するのでは。津波後の映像を見てしまうと。

・一方、震災復興に建材が優先される中で合板が不足する可能性が高いので、
 合板を使わない昔の木造が注目されるかも。

・天井の落下による事故が今回も起こった。二次部材と言われるこれらの
 強度についてより慎重に考える方向に進むのでは。

・オール電化=災害に強いというイメージが覆った。

・一方、太陽光発電の有効性があらためて認識された。
 脱原発の点からも大きく推進されるのでは。

・残念ながら住民が望んでももう戻れない地域があるのでは。

・避難住宅の公共、民間を問わない支援は不動産の本来の役割を見直すとともに
 物件の流動化を促す可能性がある。

震災は悲劇である。
一方で人はそれを教訓として
乗り越えることでより安全で住みやすい
町を育んできた。

悪い影響を減らしつつ明るい未来につながる
いい影響を活用する知恵と努力が必要です。

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