2011年3月31日木曜日

震災後の住宅支援について

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
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東日本大震災:住宅再建支援を増額 全壊、最大500万円検討--民主提言原案(毎日.jpより)

被災者の住まいの支援としては仮設住宅の建設をまず思い浮かべますが
2000年10月に起こった鳥取県西部地震の時に当時の片山知事が
被災者個人の住宅の建設に対して助成を行って以来、
上記の記事のように被災者が自立的に住まいを確保することを
支援する動きも出ています。

東北でも被害の小さい地域では戸建てが飛ぶように売れているとの噂も
耳にします。当時の片山知事も言っていましたが
まず自分の家を持つことが震災復興に際して
重要なことの一つに違いないでしょう。

被災したとはいえ公費で個人の住宅を建てるのはいかがなものか
という意見もあるようですが、
仮設住宅を作るのにも一戸数百万のお金がかかります。
そして仮設住宅はその役割を終えると解体されてしまいます。

それならば同額個人住宅に補助した方がその後数十年使い続けられるし、
まちに人が戻ってくるし、経済活動も再開できる。
また仮設住宅に比べてより広い建設業界に
お金を落とすことができるでしょう。
(続く)

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