2012年4月30日月曜日

『オランダに見る建築リノベーションの現在』

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。
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京都工芸繊維大学の笠原一人氏によるセミナー
『オランダに見る建築リノベーションの現在』を聴きに行きました。

古い建物をそれも戦後の建築をリノベーションする例が日本でも増えてきましたが
その先進国ともいえるオランダの建築事情のお話でした。

オランダではリノベーションが国策とのこと。
一方、国策とはいえ固定化された改修ルールはないそう。
また、何に使うかというリーシングも大胆というか
あっけらカランとしている。例えば教会を
マンションに転用するとか、いい意味で
“これでいいじゃない!”が効いている。
参考)建築ジャーナル「建築保存のポリエドール」※PDFです

ただし、そこに行き着く前にはキチンと議論をしている。
自由であるために議論を尽くす、徹底的に議論をする、
ルール化する、ここはオランダ的だなと思います。

国策として大きなバックアップのもとに
フリーダムにダイナミックに動ける。
そこにリノベーション先進国たる所以があるのかと。

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