2013年9月15日日曜日

9月15日:DESIGNEAST04にて、あぁデザインってこういうことなんだよねと再認識する

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。



9/14~16の会期で
名村造船所跡地クリエイティブセンター大阪で開催された
デザインイベント『DESIGNEAST04』に行ってきました。

学園祭的なフレンドリーさと
デザイナーならではの誠実さ精緻さにあふれる
とにかくすばらしいイベントでした。

そんな中で一番感心したのはこの一コマ。
台風接近で大雨だった15日、
来場者が入場手続きをしている間にスタッフが傘の水を切って
畳んでビニール袋に入れてくれたことです。


これ、おもてなしとしてもすばらしいのですが
実は会場のオペレーションとしてもすばらしいと思うのです。
来場者が入場手続きをしている間に畳むので
その分、入場までの時間が短く出来ます。
さらに水切りをする場所が決められるので
濡れる場所が限定されます。

もしこのサービスがなかったら
入り口の前が傘を畳む人で混雑して
多くの人が大雨の中待たされることになるでしょう。
入り口は傘から落ちた雨水でぐちゃぐちゃになるでしょう。

「混雑するので速やかに入ってください」とか
「室内がビチャビチャになるのでこの場所で水を切ってください」とか
サインを出したりスタッフが注意することでも解決するかもしれません。
しかしどちらがお客さん、スタッフとも気分がいいかと考えると
答えは明らかです。

これはおもてなしという無形のサービスですが
有形のデザインにも通じる話だなと思います。
デザインが目指す方向の一つを再認識した思いです。
さすがDESIGNEAST。

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