2013年11月12日火曜日

11月12日|[北摂の座敷のある家]配筋検査、[京都造形芸術大学講師]大阪富国生命ビル見学

こんにちは。
吉永建築デザインスタジオの吉永です。


京都造形芸術大学での講義に行ってきました。
今回は講義を行っている大阪芸術学舎のある大阪富国生命ビルの
設計に関わった前田茂樹さんに大阪富国生命ビルについて
お話をうかがいました。


近年の梅田の新築ビルでは群を抜いてかっこいいこのビル。
なぜ、こういうデザインになったのか
実現するためにどういうことを考え、
どういう工夫をしてきたかというお話を聞いた後
実際ビルの中を歩いて先ほど講義したポイントを
解説していただきました。


通い詰めている生徒さんであっても
気がつかないポイントがたくさんあったようで
次回からは校舎の風景が変わって見えるにちがいありません。
これがこの講義の目的。しめしめ。



午後からは「北摂の座敷のある家」の現場へ。
基礎工事の配筋をチェックしてきました。

設計通りの太さの鉄筋が設計通りに確認するのはもちろん
鉄筋がどれくらい深くコンクリートに埋め込まれているかも
チェックします。この深さを“かぶり厚さ”といいます。
これが薄いと鉄筋腐食が早く進むので要注意です。



鉄筋の太さや間隔が間違っていることは実はまれですが
このかぶり厚はうっかりすると起こりがちなので
特に注意しなければならないポイントです。

基礎の場合は建築基準法では6センチ以上の厚さが必要です。
これをキープするためにセメントのキューブを使うのですが、
立てる方向をまちがえると6センチより低くなってしまいます。
下の写真でいうと上が○、下が×となります。
もちろんコンクリートを施工するまでに是正してもらいます。





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