2018年6月30日土曜日

新築住宅でどうすれば地震の被害を最小限に抑えられるか

大阪府北部地震の発生を受けて今週、先週と
何らかの被害があった戸建て住宅を確認しに行ってきました。

高槻のスキップフロアハウスは作り付けの本棚から本が落ちて
パソコンとプリンターが壊れたほかは被害は見当たらず。
まだ余震が気になる頃だったので屋根は後日確認することに。
鉄骨造なのでシロアリや腐朽の心配がなく、
壁の中身が見えるようにしているのでもし何かあったとしても発見しやすいようにしています。
構造的にはこれでだいぶ安心です。


大階段のある二世帯住宅では揺れで一か所室内引き戸がレールから外れました。
デザイン的にすっきり見えるように工夫をしていたのですが
通常のおさまりより外れやすいのは確かなのでお客さんのリクエストにより改良することに。
その他には被害は見られませんでした。
塗り仕上げにしている壁にも目視の範囲ではひび割れはありませんでした。
塗装はエスケー化研のベルアートです。
14年経ってもひび割れも劣化もしていないのは驚きです。


道程で高槻と茨木のまちの状況も見てきましたが屋根瓦のずれはあちらこちらで見られました。
今回の地震で最も気になってのは瓦屋根の北摂のひろい家でした。
地震当日に連絡を取るとまったく問題ないとのこと。
信頼できる建材と工法、信頼できる施工がされていれば安心だということを再確認しました。